カリネと今の私は子供を授かり、育児する中で生まれました。
身ごもり赤ちゃんを自分の体内で育むこと 、それから母子ともに無事に出産を終えること。
これらは古来から人々が続けてきたことですが、決して普通のことでなく
すべて奇跡の連続なんだということを身をもって、そして心から実感しました。
そもそも私自身、子供を希望して授かるまでに時間がかかり、少しですが不妊治療を受けました。
そして最初の子供の分娩は入院から出産まで丸2日半かかりました。
2日目をすぎるとめったに弱音を吐かない私の母も涙ぐんでいて、私もべそをかいていました。
いざ分娩室に入ったときにはいきむ力がなくて吸引分娩となりましたが無事に出産が終わりました。
それはそれは永く永く、つらかったです。
ところが、それ以上に喜びや達成感が強く、私の目の前がパァーっと明るくなりました。
一筋の光・・・そんなもの ではなく、光のない世界に突如 太陽が現れたか のようでした。
世界が全く新しいものに変わりました。
急に自分が素晴らしく誇らしいものになったかのように思えました。
それが勘違いだとしてもいいやと思えました。
今まで見えなかったものが見えたり、ものの見え方も視点も、、、
今までとは全く違う世界が現れました。
母になることは今までの何よりも強烈に、劇的に私の人生を変えました。
もちろん楽しいことばかりではなく、母乳や育児の悩み、育児独特の閉塞感や終わりのない孤独感も味わいました。
赤ちゃんと私の二人きりの時間が恐怖や不安に感じることもありました。
その中で可愛いおきにいりのスタイがあること。そのスタイや ハンカチがふわふわで気持ちいいこと。
そんな些細なことで気分が上向くこと。
自分も経験したからそんな素敵なアイテムを作りたいなと思いました。
けれども、自分が望んで、そして幸いにして子供を持つことができたというのにすべて知らんぷりして逃げ出したくなったりする日もあります。
悩み・困りごとは尽きませんし、もー知らない!って怒鳴って反省したり手抜きもいっぱいしますけどそれでも頑張れるのは大切で愛おしいたからものだから。
すべての赤ちゃんが望まれて歓迎され生まれてきて健やかに育ってほしい。
すべての赤ちゃんが尊い奇跡であること。愛されるべき存在 であること。
そうあってほしいし、そうあるべきという気持ちをCALINERの商品を通じて皆様と共有したいと願って います。
そしてその奇跡の証であり貴重な姿を写真に収めたいと新生児の写真家(newborn-photographer)になるため勉強もしはじめました。
私もCALINERもそれだけでは存在しえないものです。
出産・育児を経験しなければカリネは存在しなかったし、カリネと子どもたちによって私は存在していると思っています。
私もまだまだ育児と「育自」の真っ最中です。
肉体的には私が子供を産み育てていますが、精神的には子供の存在によって私は生かされ生きていると思っています。
その中でCALINERの商品を通じて皆様に私の想いをお伝えし共有していただけること。
安全・安心できるもの、心地良いものを愛すべき存在に慈しんで使ってあげること。
これからまだ続く育児と育自の生活のなかにCALINERの商品が存在すること、とてもありがたいことだと思っています。
お客様ご自身のお子様はもちろん、大切なご友人さま・知人さまにギフトとしてお使いいただけることも、とても有り難く感謝申し上げます。
赤ちゃんやママだけでなく幅広い年代の方に使っていただけるアイテムを作りたいと
今後とも改良と努力を、誠意をもって一生懸命続けてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
CALINER(カリネ)川口